2009年5月9日〜10日 NO,2

約3時間、二人の収穫です  ここ山この場所でなければ、こんなに採れません!
これが私の背負った荷物です 40kgはないなぁ
こちらが師匠の分 でも途中に約15Kgのゼンマイを置いてあるからなぁ
 ”ゼンマイ採り” は危険だぞ! と話はちいさい頃から聞いていました。
確かにゼンマイ君てやつは急斜面が好きらしく、平なところにはあまり発生していません。  だから危険。

でも何が一番危険かと言うと・・・
それは上の写真の様な荷物を背負って帰って来なければならないことです。
平たんな道をかつぐんだったら ”へ” でもありませんが、山あり谷あり絶壁あり雪渓あり・・・

急斜面を横切っているとき、いつもだったら折れたりしないくらいのシバにつかまったら、重さでシバが折れてしまい小沢に転がってしまいました。
これが絶壁の上だったら・・・  こわ!!         要注意です。
 先ほどの帰り道 今回は小分けにして15Kg程  若い頃は 40kgだって!  マジ!??
 例年になく温かった日中、そのせいで信じられないほどの雪溶け水で、水深が倍以上になっていました。  一瞬  ”エ!!!!” 

一回であの荷物を背負って渡るのは、いくら杖があるって言っても危険過ぎます。
まずは軽いリュックだけで渡ることにしました。 (流石おやじ!杖がなかったら絶対に無理だった)

”石橋をたたいて渡る” じゃありませんが、”おやじを先に行かしてから渡る” あたりが いとみち です。

それも命がけで渡っている、おやじの後ろから写真を撮っているのですから、こんな親不孝者はいないっすね! 




このときの時間は午後3時半。 水はやっぱり凍るほど冷たくて、残りの荷物のために引き返そうとしても2分くらいはじっとしてないと水の中には入れませんでした。
足の感覚が戻ってからまた川を渡ろうとしたのですが、やっぱり流れが速い!!


おやじ曰く・・・ ”危ない!  帰ろう!”  

いとみち返す・・・  ”賛成!”

       つう事で、いくら苦労をして採ったゼンマイであっても、命には替えられないのでその後はさっさと帰ってきました。
そして翌朝私はおやじに朝の4時半にたたき起こされました。
 確かに命には替えることはできませんが、やっぱりゲットしたものはもったいない!

急きょ、その日はそこの山に近い親戚の家に泊めてもらい、翌朝またあの危険な山道を登っていきました。
準備のいいおやじ、今度は冷たさ対策に釣り用の胴長を用意
水かさもこんな感じで杖もいらないくらい!
 おやじが3回川を渡っている間わたしは、あの急な斜面を荷物を背負って車まで運んでいました。
私も計3回、朝もはよからいい運動をさせてもらいました。


この山の収穫量、ヘルスメーターで正確に測ったところ・・・  ふたりで ”78Kg” でした。 

おやじ60歳のとき、ひとりで ”120Kg って、それ無理でしょう!!??    超スゴ!!
 朝仕事を終え親戚の家に戻ったのが朝の7時30分。 突然のずーずーしい親子は朝めしまでしっかりごちそうになりました。

ゼンマイが盛りのこの時期、ゆっくり帰って途中温泉でも・・・ なんてことはありえません。
”ようし、今日はあの山へ行こう!” って感じです。

私はこの日で2日目なのでそれねりに元気はありましたが(5ケ月前からまたウエイトトレーニングをはじめている)、おやじは連続4日目。

                              何があなたをそうさせるんですか!??
2日目は親戚の家から25Km離れた山で私は初めての場所でした。
これは食べられるゼンマイではありません
これは おとこゼンマイ もっと大きくなると花粉らしきものがフワッと飛ぶことがあります      へくしゅん!!
こちらが おんなゼンマイ 左のおとこは残しておんなだけ採ります
昨日よりは急斜面ではないから・・・とおやじ  でもかなり上まで登ってきたよ

実は山に到着後大事件発生!

ガ〜ン!! 中央の隙間に車のカギが・・・・
車を停めた付近に土砂崩れ防止があり、そこにカギを隠そう
 これは毎度のことですが、車を停車してから山に向うときは必ずカギは隠しておきます。 途中で落としたら大変だからね。

で、今回写真のような物があったので、ちょっと目の届かない上の方の段に置いておこうと、良く見もしないで車のカギをポイ!
そして確認のため、よじ登り鼻の下を伸ばしながら覗いてみると・・・・  段になっている奥の方には隙間があるじゃありませんか!!

残念ながらカギは指が2本ほどしか入らない隙間の中へ。  ガ〜ン!! (携帯も通じないこんなに遠いところで・・・ 帰れない!!)

真っ青になってそのことをおやじに告げると・・・    ばっばっばかたれ!!

段の奥は大きい石がただ積んであるだけなので、カギはその隙間を通って落ちていったに違いない。  あーどうしよう。  


再度 もっと鼻の下を伸ばして覗いてみると・・・   ”あった!あった!あった!”  カギに付いてあるキーホルダーの端が見える。

1本の棒では無理なので細い棒を2本作って箸のようにしてつまんで(失敗すれば下へ落ちてしまう)、なんとかゲット!      フー。

いやー 久しぶりに震えました。         皆さんも注意してくださいよ。(こんなドジをするのは俺だけか)
車に乗って帰れるなんて、なんて幸せなことなんでしょう!